「貧乏人のキャビア」なんて、ちょっとひどい名前の料理をご存じですか?
茄子を使ったフランスの家庭料理で、茄子の種のツブツブ感とこってりした味わいがキャビアに似ていることから、このように呼ばれるのだとか。
キャビアかどうかはさておき、これが日本酒にもよく合うおつまみなのです!お試しする価値ありのおいしさですよ!
貧乏人のキャビアの材料(2人分)
- なす 3本
- オリーブオイル 大さじ1
- おろしにんにく 3g
- アンチョビペースト 3g(フィレなら2枚程を叩く)
- 塩、こしょう 少々
貧乏人のキャビアの作り方
1.なすはがくを除いて、魚焼きグリルで皮が焦げるまで焼き、皮を剥いて包丁で細かく叩く。熱いので注意して下さい。
2.フライパンにオリーブオイルをひき、1.のなす、おろしにんにく、アンチョビペーストを入れて炒める。
混ぜながらネットリするまで中火で加熱して、塩、こしょうで味をつける。
いわゆる茄子のペースト、ディップなので、バケットやクラッカーなどにつけて食べるとおいしいです。
そのままでもオリーブオイルのコクやネットリした口当たり、そしてアンチョビの風味のおかげで、珍味を味わっているような感じでおいしいです。
アンチョビを入れないレシピもありますが、やはり‘キャビア’という名前がつくので、魚介の味わいを加えたほうが雰囲気が出るかと思います。
しっかり加熱して濃厚な味わいに仕上げるとおいしいですよ。
貧乏人のキャビアを日本酒に合わせてみました
主に茄子という「貧乏人のキャビア」ですが、塩気がしっかりきいていて、よいおつまみになります。
バケットを添えてパーティー風にしても、珍味を食べるようにちびちびとつまみながら一杯…というのもいいですね。
油のコクやアンチョビの塩気をスッキリと流してくれるような淡麗辛口の日本酒は相性抜群です!
お酒がすーっと入っていってしまいます…!
料理と同じようになめらかな口当たりのお酒もよいと思います。香り控え目で適度な酸味がある辛口の吟醸酒もおいしかったです。
実は日本酒とキャビアは相性がよいと言われ、純米酒や大吟醸、発泡日本酒など、色々な日本酒と合うようです。
そんなキャビアと合う日本酒を「貧乏人のキャビア」でも楽しんでみてはいかがでしょう!