九州のお酒というと焼酎が思い浮かぶ方も多いかもしれませんが、日本酒の酒蔵もたくさんあります!
ということは日本酒と楽しみたい絶品料理もあるはず、と思って見つけたのが大分県の郷土料理の「りゅうきゅう」です。
今回は日本酒のおつまみとしてご紹介します!
「りゅうきゅう」について
りゅうきゅうは刺身を醤油、酒、みりん、しょうが、ごまなどをあわせたタレに漬けこんだ大分県の郷土料理です。
魚の種類にはアジやサバ、ブリ、カンパチなどが使われ、薬味にはネギやワサビが添えられることが多いようです。
料理の名前の由来は諸説あるようで、琉球の漁師から伝わったとか、ごまを和える調理法の‘利休和え’から名付けられたためとも言われているそうです。
作り方を調べていると、みりんが多めだったり、醤油が多めだったりで色々で、作り手によってさまざまだそうです。
もともと漁師料理ということで、豪快に目分量で作って楽しむのもりゅうきゅうらしさなのかもしれません。
そのまま食べてもおいしいですが、ごはんとともに「りゅうきゅう丼」(地域によっては「あつめし」と呼んでいるそうです)や「りゅうきゅう茶漬け」にするのもおいしい食べ方です。
これは焼酎にも合いそうですが、日本酒にも間違いなく合う料理でしょう!
りゅうきゅうを作ってみよう!
材料(2人分)
- 好みの魚の刺身 二人分
- 醤油 小さじ2(12g)
- みりん 小さじ2(12g)
- 酒 小さじ1(5g)
- すりごま 小さじ1弱(2g)
- わさび、小ねぎ お好みで適量
魚の種類はどれにしようか迷いましたが、アジのイメージが強かったのと、ちょうどスーパーで九州産の真アジと出会えたのでこちらにしました。
1尾分、75g使いました。
他にサバ、ブリ、カンパチなどが定番のようですが、タイやマグロなど何でもよさそうです。切り落としのお得なお刺身でもいいですね。
みりんの代わりに砂糖を入れて作る方もいるようです。薬味もお好みで楽しめそうです。
作り方
1.醤油、みりん、酒、すりごまを混ぜて刺身をあわせて漬ける。
なんとこれだけです。簡単ですよね!
しかし、一口食べてみた感想は、「おいしい!」です。調味料に漬けたおかげで刺身に比べて生臭さがなく、食感もとろっ&もちっとしていて、なんだか贅沢な感じがしました。
アジに限らず他の魚でもおいしいはずです!
ちなみに漬ける時間はお好みでいいようです。5分くらいの短時間から、一晩漬けておいてもいいとか。
すぐに食べたいときも、お刺身が食べきれなかったときの翌朝用にもいいなんて、嬉しい料理ですね!
りゅうきゅうに日本酒を合わせてみました
お好みのお酒になんでも合いそうなりゅうきゅう。お好きなお酒で楽しんでみてください!
大分県の郷土料理ということで大分県のお酒を合わせるのも楽しみの一つかと思います。
せっかくなので、九州のほかの県の日本酒をいろいろ合わせてみるのもよさそうです。九州=焼酎のイメージが覆りそうです。
個人的には辛口のお酒が多いのですが、みりんの甘さがあるので、甘辛のお酒も合いました。
お酒の日本酒度や甘さにあわせてみりん、醤油の量を調整してもよさそうですね。
おまけ。シメはりゅうきゅう丼!
シメはりゅうきゅう丼!お茶漬けにもしたいです。
まとめ
日本酒の定番おつまみのお刺身。ひと手間加えて大分県の郷土料理りゅうきゅうを楽しんでみてはいかがでしょう。
普通のお刺身がグッとおいしくなって、日本酒もシメのごはんもおいしくいただけます!ぜひいろんな魚で、そしてお好みのお酒で楽しんでみてください!
【参考サイト】
霧島酒造株式会社
https://www.kirishima.co.jp/aji/2011/spring/15/
メシ通
https://www.hotpepper.jp/mesitsu/entry/atsushi-hakuo/18-00007