埼玉県行田市のご当地グルメ、ゼリーフライってご存知ですか?
ゼリーのフライ?と思われるかもしれませんが、コロッケのような料理です。これが手軽に食べられてお酒のおつまみにもおいしいのです!
清酒出荷量常に全国上位という、何気に酒どころ埼玉県。日本酒と楽しめるご当地グルメのゼリーフライをご紹介します!
「ゼリーフライ」について
ゼリーフライは埼玉県行田市のご当地グルメです。じゃがいも、おからなどを小判型にして揚げたもので、味付けはソースで、衣のないコロッケのような食べ物です。
そのルーツは日露戦争のとき、中国から伝わった「野菜まんじゅう」だということです。名前の由来はその小判のような形から「銭フライ」と言われていたものがなまって「ゼリーフライ」になったと言われています。
明治時代後期にはすでに食べられていて、現在も行田市内のお店で1個100円くらいで売られており、市民のおやつとして愛されているそうです。
ちなみに行田市には「フライ」というご当地グルメもあります。こちらはゼリーフライとは別物で、薄いお好み焼きのような料理です。戦前農家で手軽に作られていたそうで、大正時代末期頃にはフライのお店があったそうです。
ゼリーフライもフライも行田市内の様々な場所で市販されていますが、なかなか行田まで行けない方も多いのではないでしょうか。
でも、ありがたいことに行田市観光協会のサイトにレシピが載っていました!今回は作りやすい分量にして、おつまみによさそうなアレンジも取り入れてご紹介します!
ゼリーフライのレシピ・作り方
<材料(小8個分)>
- おから 160g
- じゃがいも 1個(正味150g)
- 小麦粉 大さじ2
- 卵 1/4個
- 人参 約1/5本(30g)
- 玉ねぎ 約1/6個(30g)
- 塩、こしょう 少々
- 油、中濃ソース、ウスターソース 適量
<作り方>
1.じゃがいもは皮をむいて一口大に切り、ラップをして電子レンジ600wで4分程蒸して潰し、玉ねぎ、人参はみじん切りにして、おから、小麦粉、塩、こしょうとあわせてよく混ぜる。
2.小判型に整えて160度(中温)の油で揚げる・・・のですが、フライパンで、多めの油で揚げ焼きでも作れますよ!
3.こんがり、両面がきつね色になるまで加熱します。
4.ウスターソースと中濃ソースを6:4の割合でボウルに入れて、揚げたてのゼリーフライをさっとくぐらせて完成です。できたてを味わってみてください!
アレンジしてもっと日本酒に合うゼリーフライ
せっかくなので、ゼリーフライをお酒のおつまみ風にアレンジしてみました。入れたのはこちら。
枝豆とチーズです。チーズはとろけるタイプだと中から溶け出てきてしまうので、とろけないタイプを使っています。ゼリーフライ4個分に対して枝豆正味25g、スライスチーズ1枚入れて、ソースも上記と同じソースを絡めました。
家庭で作るからこそ楽しめる枝豆チーズのゼリーフライです。これもとてもおいしくできました!色々な食材でアレンジが楽しめそうですね。
ゼリーフライに合わせたいおすすめのお酒
素朴な味わいのゼリーフライは普段のお酒でも楽しめます。ソース味がついているのでしっかりした味わいの純米酒でもおいしいですし、中のほうはおからやじゃがいもであっさり味で、スッキリ辛口なタイプなど、いろいろなお酒に合います。
また、せっかくなので埼玉県のお酒とあわせて楽しんでみてはいかがでしょう。埼玉県は清酒出荷量が常に全国上位で、35の蔵元がある酒どころなのです。行田市にも酒蔵があるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
まとめ
埼玉県行田市のご当地グルメ、ゼリーフライ。ちょっとおでかけして、お店で食べ比べなどを楽しむのもいいですし、なかなか行けないけど食べてみたいという方は自宅で手作りしてもいいですね。
普段の日本酒や埼玉県の日本酒など、いろいろなお酒とあわせて楽しんでみてはいかがでしょう!
参考サイト
行田市観光協会
http://www.gyoda-kankoukyoukai.jp/furai.html
行田市
https://www.city.gyoda.lg.jp/15/04/12/gurume/zerifurai/zerifurai.html